ラレマンドバイオテック株式会社 / Lallemand Animal Nutrition
Japan - 日本語   [ 変更 ]
歴史

ラレマンドアニマルニュートリションの歴史

 

 

old car of lallemand

パン酵母から始まりました…

19世紀末: ラレマンド社は、アルザス出身の若い移民であるフレデリックによって、19世紀の終わりにカナダのモントリオールに設立されました。

(注:アルザスはかつてフランス中東部に存在した地域圏であり、国境を挟んでドイツと接しています。住民はドイツ語の方言であるアルザス語を用います。)

ドイツ語の独特な発音を要する彼の名前は、フランス語圏のモントリオールの人々にとっては呼びにくいものでした。そのため彼は、フランス語で“ドイツの”を意味する“ラレマンド”を用いて、「フレデリック ラレマンド」と呼ばれていました。

彼はその呼び名をそのまま会社名に使用しました。1923年にフレデリックは、モントリオールのプレフォンテーン通りにある工場で、北米市場向けにパン酵母の製造を開始しました。この工場は、現在も操業しています。

1952年: 1952年に、シャニョン家がラレマンド社を引き継ぎました。それ以降会社では、パン酵母だけでなく、特殊な酵母や細菌を開発・製造するようになりました。そしてラレマンド社は、パン、ビール、ワイン、蒸留酒、バイオ燃料、プラントケア、ヘルスケア、医薬品、動物栄養等の市場にサービスを提供する、主要メーカーへと変革しました。

このようにラレマンド社は、酵母事業から始まり、そこから微生物発酵におけるグローバルリーダーへと成長を遂げてきました。

今日ラレマンド社は、酵母と細菌の製造工場を世界中に30ヶ所以上保有しています。従業員数は4,000人を超え、世界の全5大陸で事業を展開しています。

動物栄養と健康におけるリーダーへ

ラレマンド社は、1980年代の後期に動物栄養分野に進出しました。1988年にはフランス(オーリヤック)で、細菌工場を取得しました。これがラレマンド社初の、細菌工場となります。取得した工場では、ヨーロッパで初となるサイレージ調製材やプロバイオティクス用の細菌の生産を行いました。続いて1998年に北米では、動物栄養に特化したミルウォーキーの細菌工場を取得しました。

ラレマンドアニマルニュートリションの誕生!

アニマルニュートリション事業部では、立ち上げの初期から、科学を基に活動してきました。1989年には、INRA(フランス国立農学研究所、クレルモン=フェラン)の研究チームと、反芻動物の研究に関して初のパートナーシップを結びました。この関係は、今日まで長きにわたり続いています。そして以降も、数多くの研究パートナーシップのネットワークを広げています。

今日ラレマンド社のアニマルニュートリション事業部では、世界の全大陸で400人以上の仲間が活躍しています。そして粗飼料の保存、および反芻動物・豚・家禽・水産養殖・馬・ペットの栄養と健康の分野において、中心的役割を担っています。

 

 

yeast fermenter lallemand animal nutrition

 

lallemand animal nutrition office in milwaukee

動物栄養分野における、イノベーションの軌跡

  • 1995年: ヨーロッパにて、反芻動物および単胃動物用のプロバイオティクス菌株の登録
  • 1996年:  粗飼料の好気的安定性を促進する細菌 (ラクトバチルス ブーケンライ NCIMB 40788; Biotal)を、初めて開発
  • 2008年: 生きた酵母のマイクロカプセル化技術(タイタン加工)の最初の特許を取得
  • 2009年: EU初の水産養殖用プロバイオティクス細菌が認可
  • 2016年: 複数菌株の酵母混合物製品を初めて設計
  • 2018年:畜産 環境向けの、初のポジティブバイオフィルム製品の開発