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タイタン加工:最新の飼料製造工程から生きた酵母を守る
動物に摂取された後のプロバイオティクスの機能を保証するためには、製品に含まれる微生物の生存率が重要になります。プロバイオティクスが腸管内の微生物に作用するためには、生きた状態で活性を保ったまま届くことが必要不可欠です 。プロバイオティクス製品は、飼料やプレミックスの製造工程でも死なないこと、他の飼料原料との組み合わせにも耐えられること、保管中も生菌数を保っていることが非常に重要です。
ペレット飼料の需要が高まる中、飼料製造工程中に掛かるストレスは、ますます厳しさを増しています。過酷なペレット加工条件で飼料の製造を行う場合(高温、長時間のコンディショニングなど)、これらの製造条件におけるプロバイオティクスの安定性を検証する必要があります。
タイタン加工による優れた保護力は、第3者機関や飼料会社による数多くの試験によって証明されています。様々な国の異なる飼料製造条件や飼料(反芻動物用、豚用、鶏用の完全飼料やミネラル添加物など)を用いて、検証試験が実施されています(図 1)。タイタン加工による特別な保護層によって、最高120˚Cに達するエキスパンダーのような過酷な条件でのペレット化後でも、生菌数を保った事例も示されています。
図1. タイタン加工を施した生きた酵母を、様々な条件でペレット加工した時の生菌数
タイタンとは?
“タイタン”は、飼料用酵母をマイクロカプセル化するための、ラレマンド社の特許技術です。ペレット加工時の過酷な条件から生きた酵母を守るとともに、飼料保管中の安定性の維持にも貢献します。 タイタン加工は、ラレマンドアニマルニュートリションが提供している、反芻動物用の生きた酵母レブセルSCおよび単胃動物用の生きた酵母レブセルSBに施されています。
タイタン加工についてのご紹介動画は、こちらから見ることが出来ます。
投稿日 Mar 8, 2022 | 最終更新日 Jul 7, 2023